フォトグラファーのためのカラーマネジメント特集

フォトグラファーのためのカラーマネジメント特集

デジタルカメラを使用するフォトグラファーにとって一番の悩みは「この色でいいのだろうか?」という疑問ではないでしょうか?
本番前にカラーチャートを入れて撮影したり、プリンタの調整を行っても、被写体とモニタ、プリントの色はなかなか一致しません。
なぜでしょうか?
そんなフォトグラファー共通のテーマである「色合わせ」カラーマネジメントについて、その概念と方法をマルチビッツがおすすめ機材を交えて解説します!

なぜモニターとプリンタで色が合わないのか?

デジタルカメラは撮影した画像をモニタ上で手軽に楽しめることが大きなメリットです。しかし最終的にプリンタで出力するのであれば、いかに満足いく印刷結果が得られるかが重要でしょう。
しかし、パソコンのモニター画面とプリントアウトに使用するプリンタとは、色の再現方法(RGB・CMYK)の違いや表現できる色域 (ガマット)に相違部分が存在するため、プロ用の機器を揃えても完全に色をマッチングさせることは不可能です。
そこで、必要になってくるのが「カラーマネジメントシステム」(CMS)です。

カラーマネジメントシステムの概要

カラーマネジメントシステムとは

カラーマネジメントシステム(CMS)とは、ICCプロファイルという各デバイス(モニタ・プリンタ)の表示特性を記載した情報をもとに、各機器間で一元した色管理を行う手段です。(左図) お使いのパソコン・モニタ・プリンタで作成した、専用のICCプロファイルを使用することにより、モニタでの発色(RGB)とプリンタでの出力結果(CMYK)に大きな違いが無くなります。

カラーマネジメントシステムの概念

モニタ⇔パソコン、プリンタ⇔パソコンなどの、各機器間で作成したICCプロファイル(色空間の特性を定義したファイル)を利用することで、各機器間の発色傾向を近づけていきます。 これがCMSの基本的な考え方です。プロファイルの利用でプリンタの出力傾向も安定するためレタッチによる作品の追い込みもやりやすくなります。

カラーマネジメントには何が必要?

基本的には測定器(キャリブレーター)と呼ばれる専用の機器があれば可能です。しかし、モニタやプリンタが何でも良いわけではありません。
例えばモニタですが、ハードウェアキャリブレーション(※後述)対応モニタであれば、より精度の高いICCプロファイルを作成することが可能です。
またプリンタについても、今はPX-5600(EPSON)やPIXUS Pro9500(CANON)といった、素性の良いプリンタが手の届く価格帯で販売されています。
こういったA3ノビクラスのプリンタならば、各メーカーが精度の高いICCプロファイルを配布している、という点で大きな魅力でありオススメです。
あとは、PhotoshopのようなCMS対応アプリケーションを用意すれば、[撮影(モニタ)] ⇒ [レタッチ(Photoshop)] ⇒ [出力(プリンタ)] で大きく色がずれることはないでしょう。
それではマルチビッツのオススメするCMS対応機器を順番にご紹介します。