仕事がはかどるこの機能/知らないあなたはソンしてる
第1回:Illustratorのパスファインダとフィルタ
最近のIllustratorの機能強化のトレンドは「後からの修正に対応できる」ということです。
全体で見ると、作業時間の短縮には 非常に大きな効果が見込めます。
パスファインダは、後から修正できるんです。
オブジェクト同士の足し算・引き算とも言える「パスファインダ」。Illustrator 9までは合体や型抜きを行ったら、(すぐに「取り消し」はできるものの)それ以降、やり直しはできないのが常識。そこで、ちょっとした修正を見越してアートボードに処理前のオブジェクトを複製しておくのがセオリーでした。作りっぱなしのデータをもらった際などに、アートボードにごっそり残っている経験をされたことがある方は少なくないでしょう。
Illustrator CS4では、optionキーを押しながらパスファインダを実行すると仮の処理が行われます(Illustrator 10からIllustrator CS3はoptionキーが不要)。
たとえば、図1を合体すると、図2のようになりますが、アウトラインモードにすると、図3のようにパスは変更されていないのです。
オブジェクトはグループ化された状態(「複合シェイプ」と呼びます。)になっていますので、グループ選択ツールで移動することが可能です。

[パスファインダ]パレットの[拡張]ボタンをクリックすると、実際のパスも変更されます。
なお、optionキーを押しないで[合体]ボタンを押せば、仮の過程をスキップして、従来のようにパスを変更するカタチで処理されます。
![Illustrator CS4の[パスファインダ]パレット](http://swwwitch.com/mb/web_column/images/z4.gif)
「パンク・膨張」を後から修正するには
[フィルタ]メニューの[パスの変形]のサブメニューにある「パンク・膨張」などは、実行するとパスそのものが変化します。
この「パンク・膨張」も、後からの修正が可能なワークフローが可能です。

Illustrator 9以降、[フィルタ]メニューの右に[効果]メニューが追加されており、ほとんど[フィルタ]と同様のメニューが用意されています。[フィルタ]メニューから実行するとパス自体が変化しますが、[効果]メニューの方は、仮適用となります。[アピアランス]パレットに追加されるので、「fx」をダブルクリックして後から値を変更したり、パレット内のゴミ箱にドラッグして、効果そのものを削除することができるのです。
![Illustrator CS3の[アピアランス]パレット](http://swwwitch.com/mb/web_column/images/z8.gif)
なお、Illustrator CS4では、[フィルタ]メニューすら消えてしまいました。実際にパスを変更するには[オブジェクト]→[アピアランスを分割]を実行します。

また、[アピアランス]パレットに、お馴染みの「目」のアイコンが追加されています。「目」のアイコンをクリックして非表示にすると、その効果を一時的にオフにできるようになっています。
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